写真:海老原一己
『脱エアコンの家で快適を追求する家』『エアコン1台の設置で節約する家』
『脱エアコンの家で快適を追求する家』
15年前に住宅のフラッグシップモデルとして計画された長期優良住宅の物件になる。エアコンの不快感を無くし輻射パネルや立面的に3層を吹き抜け自然に空気が循環する微気候などにより体感温湿度や快適性を追求しながらも、省エネルギー住宅のトップランナーとして設計されている。
まず、快適性の追求はエアコンの風による目や喉、皮膚の乾燥の不快を無くす為に輻射パネルによる冷暖房を選定している。直接輻射熱の影響を受けない廊下等に設置され、壁はアルベルト値の高い自然素材の漆喰を採用し輻射冷暖や太陽光等の反射を高めている。漆喰の仕上げ方法はある程度光沢を抑え熱エネルギーへの変換を多少高めるとともに調湿機能も高めている。天井の杉木材の板や床の畳等により調湿や温熱効果だけでは無く、リラックス効果や心理的効果を期待されている。また高さのある部分での開放感により心理的効果を高めていいる。
計画当初は設備に頼る省エネ部分も多かった。太陽熱利用エコキュート、太陽光パネル、高気密・高断熱住宅規格としてスーパーウォール工法を採用しているので、外皮の断熱パネルやサッシとはトステム(現LIXIL)のメーカー仕様となっている。第一種換気システム、その他設計、構造やメンテナンス、保証、保険、修繕積立て方法等の仕組みも多くメーカーの仕組みを使わせていただいた。
杉間伐材を利用した塀や舗装、雨水貯水利用、植栽敷地内に駐車場はあるが、コンクリートやアスファルトといった自然素材以外の仕上げは無い形により外構計画は環境に配慮している。
本案件は輻射パネルご検討時に御見学予約いただるのでお問い合わせください。
『エアコン1台の設置で節約する家』
現在では電気代高騰や卒FITにより電気代削減の為に、多少快適性を損なったとしても1階階段下のエアコン1台のみの設置と稼働に代替えできる。
エアコン1台でも立面的に3層を吹き抜けの空気循環部分があるので全館冷暖房が可能である事が実証できており、エアコンの不快な部分は階段下の非居室への設置により軽減されている。エアコン1台なら設備更新時の費用も抑えられる。
輻射パネルも機械的な部分が無く故障がないが、循環させるお湯や冷水を作る費用がエアコンよりはかさんでしまう。熱源機の更新費用もエアコン1台よりはかさんでしまう。
安価な普及品を利用したエアコン1台の省エネ高性能住宅の考えを元にINDOOR CLIMATEインドアクライメート住宅として自社ブランド住宅商品を考えるモデルとなっている。
建物概要 |
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設計:BDAC(新堀和巳) |
外皮:スーパーウォール工法 DRP140 SWT100 基礎XPS3aA50 |
サッシ:マイスターLOW-E アルゴンガス入り |
照明:LED電球 |
冷暖房:輻射パネル(熱源ヒートポンプ) |
給湯:太陽熱利用エコキュート |
太陽光パネル |
雨水タンク |
(現在はエアコン1台のみでの冷暖房が可能になっている) |