本物志向。国産杉無垢材が叶える、本質の住まい
MUKUZO無垢造を設計や企画、展開しているのは新堀和巳建築設計室の新堀和巳氏。
施工担当工務店として紹介いただいた案件なので、施工者としての話になる。
まず無垢材と本案件での『無垢造』は別の意味になる。
一般的な無垢材は無垢仕上げ材と無垢の構造材に分かれる。無垢フローリングや無垢の羽目板等仕上げ材と無垢の柱や無垢の梁、丸太組等構造材だ。
『無垢造』では柱と壁が国産杉無垢材の角材が隙間なく並んで設置されている。この様を『無垢造MUKUZO』と名付けられた様だ。他にも鉄角材の屋外手すりも鉄角パイプでは無く、芯まで鉄がつまっている鉄無垢材を使われているこだわりだ。
中身が空っぽな見せかけでは無く中身が詰まった本質ということなのだろうか。
この本質を知らないとしてもこの空間に足を踏み入れると、空間の広がった建物に足を踏み入れた時と同じ感覚がする。
何度かメンテナンスでお伺いしても同じ感覚だ。おしゃれで素敵に暮らされていることに携れたのはうれしく思う。素敵なカフェの様で、冷えたほうじ茶をいただいた時はとても美味しく感じてしまった。実際はこだわられたお茶だとおもうのだけれど。
外構のお庭もとても素敵に仕上げられて、完成時よりも現在はさらに素敵になっている。
設計:有限会社新堀和巳建築設計室 |
造園:松村文平(庭相) |
家具:村澤一晃+齋藤製作所(写真撮影時) |